
大津波を知る
家族を守りたい
大津波って何ですか?
防災防犯専門家
大津波とは、3メートルを越える津波のことです。
家族を守りたい
なるほど。それって、気象庁が警報を発令するレベルなのですか?
防災防犯専門家
はい。予想される津波の高さが高いところで3メートルを超える場合に、大津波警報が発せられます。
大津波とは。
「大津波」とは、非常に大きな津波を指します。気象庁では、津波の高さが3メートルを超えるものを「大津波」と定義しており、現在、「予想される津波の高さが最大3メートルを超える」場合に大津波警報が発令されています(高さの区分は10メートル超、10メートル、5メートルの3段階)。なお、津波は地震や海底火山の噴火などの地殻変動が原因で発生する、波長が非常に長い波です。
大津波とは
大津波とは、海岸から遠く離れた深海で発生する地震や地滑りによって引き起こされる、規模が非常に大きい津波のことです。通常の津波よりもはるかに破壊的な力を持ち、海岸線に甚大な被害をもたらします。大津波は発生頻度は低いものの、発生すれば甚大な被害を及ぼすため、十分な備えが必要です。
大津波警報の基準
-大津波を知る-
-大津波警報の基準-
大津波警報は、海岸に接近する大規模な津波が予想されるときに発令されます。発令の基準は以下の通りです。
– -予想される津波の高さ- 海岸から少なくとも3メートルの津波が予想される場合
– -津波が発生源から海岸までの伝播時間- 津波が海岸に到達するまでに30分以内である場合
これらの基準は、津波が海岸に到達する前に人々に十分な避難時間を確保するために設定されています。大津波警報が発令された場合は、直ちに高台や避難場所に避難することが重要です。
津波の発生原因
津波の発生原因
津波は、大規模な海洋擾乱によって引き起こされる巨大な波です。最も一般的な原因は海底地震です。巨大な断層がずれると、海水の塊が急激に移動し、津波が発生します。この種の津波は、海溝型地震によって引き起こされることが多く、海溝と呼ばれる深海の溝の近くで発生します。
また、海底地滑りや火山噴火も津波を引き起こす可能性があります。海底地滑りは、海底が部分的に崩落することによって発生し、大量の海水が移動します。火山噴火では、マグマが海中に流入すると、蒸気爆発が発生し、巨大な波を生み出すことがあります。
さらに、隕石の衝突も津波の原因となる可能性があります。巨大な隕石が海に衝突すると、膨大なエネルギーが発生し、広範囲にわたる津波を引き起こします。ただし、隕石による津波は極めてまれな現象です。
津波の特性
-津波の特性-
津波は非常に破壊的な自然災害で、海岸沿いに甚大な被害をもたらします。その最大の特徴は「長周期」です。通常の波は周期が数秒程度ですが、津波の周期は数分から数十分と非常に長く、エネルギーが非常に大きくなります。また、津波の波長も非常に長い(数km~数百km)という特徴があります。これにより、津波は海岸線に沿って数十kmにも及ぶ広範囲に影響を与える可能性があります。
さらに、津波の波高は、沿岸地形や海底地形によって変化します。湾や入り江では、波高が共鳴によって増幅されることがあり、より大きな被害をもたらします。また、浅瀬では、津波の速度が低下し、波高が急激に高くなるという現象が起こります。このため、沿岸部の平坦地では、津波が堤防や建造物を越えて浸水する危険性が高くなります。
大津波への備え
大津波への備え
大津波の発生を予測することは困難ですが、その被害を軽減するための対策を講じることが重要です。津波警報が発令された場合は、すぐに高台や避難所などに避難しましょう。避難する際は、津波が到着するまでのわずかな時間を有効活用し、貴重品や大切なものを持ち出し、ドアや窓を施錠してください。自宅の近くにある津波避難経路を確認しておき、津波が発生した場合に備えて、家族との待ち合わせ場所を決めておくことも有効です。