風と防災・防犯

家族を守りたい

先生、『風』という言葉の意味を教えてください。

防災防犯専門家

『風』とは、気圧の高いところから低いところに向かって流れる大気(空気)の動きのことを言います。

家族を守りたい

ということは、風はいつも水平に吹くわけじゃないんですか?

防災防犯専門家

そうです。鉛直方向に吹く場合は『上昇気流』または『下降気流』と呼びます。

風とは。

防災や防犯において使われる用語「風」とは、空気の動きを表しています。気圧が高い場所から低い場所に向かって空気は流れ、この流れの様子を風向と風速で表します(風力はビューフォート風力階級で表されます)。一般的に、水平方向に吹くものを「風」と呼び、鉛直方向に吹くものは「上昇気流」や「下降気流」と言います。

風の特徴と種類

風の特徴と種類

風の特徴と種類

風は、主に大気中の温度差と気圧差によって発生します。温かい空気は密度が低く上方に上昇し、冷たい空気は密度が高く下降します。この上下の空気の流れが「風」です。

風の強弱は、気圧差の大きさで決まり、気圧差が大きいほど風が強くなります。また、風の向きは、等圧線を垂直に横切る方向に吹きます。

風が吹くと、物体に加わる力を「風圧」と呼びます。風圧は風の速度と面積に比例するため、風の速度が速く、面積が大きいほど風圧が大きくなります。

風の強さの表し方

風の強さの表し方

-風の強さの表し方-

風の強さは、災害や防犯対策において重要な要素です。風速ボーフォート風力階級など、風の強さを表すさまざまな方法があります。

風速は、1秒間に通過する空気の距離を示し、通常、メートル毎秒(m/s)またはキロメートル毎時(km/h)で表されます。気象予報では、瞬間風速と最大風速の両方が発表されます。また、ボーフォート風力階級は、0(無風)から12(ハリケーン)までの13段階で風の強さを分類する指標です。この階級は、船舶による観測に基づいており、風による影響や海上の状態を特徴づけます。

風による防災・防犯上の影響

風による防災・防犯上の影響

風による防災・防犯上の影響

強風や台風は、日常生活や社会に大きな影響を与えます。強風が建造物や構造物に損傷を与え、倒壊や崩壊を招くおそれがあります。また、台風がもたらす暴風雨は、洪水や土砂崩れの発生を促進し、人命や財産に被害が及ぶ可能性があります。さらに、強風は鉄塔や電柱を倒壊させ、停電や通信障害を引き起こすおそれもあり、社会インフラに大きな影響を及ぼす場合があります。さらに、強風による飛来物は、通行人や建物に衝突するおそれがあり、二次災害につながるおそれがあります。そのため、風による防災・防犯対策を強化することが、住民の安全と社会の安定を保つうえで重要です。

風対策の重要性

風対策の重要性

近年、台風などの強風災害が増加しており、風対策の重要性が高まっています。特に、強風に弱い構造物や建物は、被害を受けるリスクが高くなります。風対策を怠ると、倒壊や吹き飛びなどの被害につながり、人的・物的被害を拡大させる可能性があります。そこで、建物の耐風性能を高めたり、飛来物による被害を防ぐ対策を講じることが求められます。

風対策の具体例

風対策の具体例

暴風に対する具体的な対策としても、丈夫な家屋や建物を建てることが重要です。丈夫な家は、暴風から家やその中の住民を守り、被害を最小限に抑えることができます。また、窓やドアにシャッターや雨戸を設置することで、強風から窓ガラスや建物を守ることができます。さらには、雨樋や排水溝を定期的に掃除して、詰まりを防ぎ、雨水の適切な排水を行うことも大切です。