猛暑日は何度? 気象用語の解説と日常対策

家族を守りたい

『猛暑日』ってどういう意味ですか?

防災防犯専門家

最高気温が35度以上の日のことを言うんだよ。

家族を守りたい

それで、『真夏日』と何が違うんですか?

防災防犯専門家

真夏日は30度以上35度未満の日のことで、猛暑日はさらに暑い日を表す言葉なんだ。

猛暑日とは。

気象庁の用語における「猛暑日」は、最高気温が35度以上の日のことです。「真夏日」(最高気温30度以上)よりもさらに暑い日を指し、「酷暑日」とも呼ばれます。なお、気温は、一般的に地上約1.25~2メートルの大気の温度を摂氏で表したものです。

猛暑日の定義と由来

猛暑日の定義と由来

-猛暑日の定義と由来-

気象庁によれば、猛暑日とは、最高気温が35度以上となる日のことです。なお、30度から34.9度までは真夏日とされています。猛暑日という言葉は、1994年に気象庁が採用しました。それ以前は、同じ条件でも「酷暑日」と呼ばれていました。猛暑という言葉は、非常に暑いという意味の「猛暑波」が語源とされています。このように、猛暑日は、極めて高い気温を伴う、厳しい暑さを表す言葉として用いられています。

猛暑日と真夏日の違い

猛暑日と真夏日の違い

猛暑日と真夏日という気象用語はよく耳にしますが、意外とその違いについて詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。猛暑日は、最高気温が35度以上となる日を指し、真夏日は最高気温が30度以上となる日を指します。つまり、猛暑日は真夏日のよりも高温で過酷な暑さの状態を表しています。

酷暑日とは何か

酷暑日とは何か

酷暑日とは、気象庁が定めた「厳重警戒レベル」に当たる暑さを指します。その基準は、最高気温が35度以上かつ、湿度が高く、熱中症発生の危険性が極めて高い場合です。具体的には、最高気温が35度以上で湿度の目安が60%以上の状態、または最高気温が38度以上かつ湿度の目安が50%以上の状態が該当します。この定義は、一般的に「危険な暑さ」と認識されており、屋外での活動や労働を控えたり、水分補給やエアコンの使用をして熱中症を防ぐことが推奨されています。

猛暑日に起こりやすい健康被害

猛暑日に起こりやすい健康被害

猛暑日とは、最高気温が35度以上の日のことを指します。このような過酷な暑さは、人々の健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

高温多湿の環境では、体内の水分や塩分のバランスが崩れやすくなります。その結果、脱水症状や熱中症といった健康被害が発生することがあります。脱水症状は喉の渇き、疲労、めまいの症状が現れます。一方、熱中症は、体温が40度以上に上昇して、意識障害やけいれんを引き起こす重大な状態です。また、猛暑日は心臓病や脳卒中などの持病を悪化させる可能性もあります。

猛暑日対策のポイント

猛暑日対策のポイント

猛暑日対策のポイント

猛暑日には、熱中症のリスクが高まります。日中の外出は避け、エアコンの効いた涼しい室内や日陰で過ごすことを心がけましょう。また、十分な水分補給も不可欠です。喉の渇きを感じる前からこまめに水分をとりましょう。スポーツドリンクや経口補水液がおすすめです。肌を露出しない服装をし、帽子や日傘も活用しましょう。室内では、扇風機やエアコンを適切に使用し、室温を下げましょう。屋外では、日射病を防ぐために日陰を利用したり、日焼け止めを塗布したりしましょう。熱中症の初期症状に気づいたら、すぐに涼しい場所に移り、水分を補給しましょう。