警備会社

警備とは?用語の意味と警備業法で定められた業務

警備とは?用語の意味と警備業法で定められた業務

家族を守りたい

「警備」ってどういう意味ですか?

防災防犯専門家

「警備」とは、盗難や事故などの危険から守ることを言います。

家族を守りたい

警備って誰が行うんですか?

防災防犯専門家

「警備」を行うのは、警備会社と呼ばれる民間企業です。

警備とは。

「警備」とは、盗難や破壊、事故などに備えて、警戒したり防備をしたりすることを指します。

法律(警備業法)では、警備業務とは次のいずれかに該当し、他者の依頼に応じて行うものと定義しています。

* 事務所、住宅、イベント会場、駐車場、遊園地などの場所で、盗難などの事故を警戒して防止すること
* 人や車が混雑する場所や、通行に危険のある場所での負傷などの事故を警戒して防止すること
* 現金、貴金属、美術品の輸送中における盗難などの事故を警戒して防止すること
* 身辺における、人に対する危害の発生を警戒して防止すること

これらの警備業務を行うのが警備会社です。

警備の定義と概要

警備の定義と概要

「警備の定義と概要」

警備とは、人命や財産を保護し、その安全と秩序を維持することを指します。警備業法では、警備業務を「人の生命、身体又は財産に対する危害の発生を防止し、その他公共の安全と秩序の維持に寄与することを目的とする業務」と定義しています。警備は、犯罪の抑止、事故の防止、安全対策の立案・実施など、多岐にわたる業務が含まれます。警備に従事する者は、専門的な訓練を受け、高度な知識と技能を有する必要があります。

警備業法で定められた警備業務

警備業法で定められた警備業務

-警備業法で定められた警備業務-

警備業法では、警備業務を次のように定めています。

– -施設警備- 建造物や船舶などの施設の警備
– -雑踏警備- 催しなどの雑踏において人の安全の確保
– -交通誘導警備- 交通整理や駐車場の管理
– -貴重品運搬警備- 金銭や貴重品の輸送時の護衛
– -現金輸送警備- 金融機関の現金輸送時の護衛
– -個人の身辺警護 個人の生命や身体の安全確保
– -雑踏警備での意見の対立の防止 デモや集会などにおける意見の対立の防止

施設警備業務

施設警備業務

施設警備業務

施設警備業務とは、特定の建物の敷地や施設の警備を行う業務です。警備業法では、この業務は以下のように定義されています。

「施設の管理者から委託を受けて、当該施設の管理の用に供される工作物、設備その他の施設(以下「施設等」という。)の警戒、巡回その他の方法による警備を行う業務」

雑踏警備業務

雑踏警備業務

-雑踏警備業務-

雑踏警備業務とは、人が密集して混乱や事故が発生する恐れがある場所において、秩序の維持や安全確保を行う業務です。具体的には、商業施設、イベント会場、駅、空港など、大勢の人が集まる場所が対象となります。

雑踏警備の主な任務は、混雑の緩和、人の流れの誘導、事故・災害の防止です。警備員は、施設の構造やイベントの規模を考慮して、適切な警備計画を策定し、混乱の発生を未然に防ぐための措置を講じます。また、非常時には、誘導や避難誘導、救護などの対応も行います。

輸送警備業務

輸送警備業務

輸送警備業務とは、現金や貴金属、美術品などの貴重品を輸送する際に、それらの安全を確保するための警備業務です。送り主から受け取った貴重品を、指定された目的地まで安全に輸送し、受け取り主に引き渡すまでを担っています。この業務には、輸送中の盗難や強奪、破壊などの危険から貴重品を守るため、武装した警備員による護送や、防犯カメラやGPSによる監視などが含まれます。輸送警備は、銀行や運送会社、美術館などの貴重品を扱う機関にとって、安全かつ効率的な輸送を確保するために不可欠なサービスとなっています。

身辺警護業務

身辺警護業務

身辺警護業務とは、個人の身体、生命、財産を危害から守ることを目的とした警備業務です。対象者は政治家、芸能人、経営者など、危険にさらされている人物が対象となります。警護員は、対象者の周辺を監視し、不審者や脅迫行為から対象者を守ります。また、対象者の移動時には、護衛車や徒歩での護送を行います。この業務は、対象者の安全確保と安心を提供することに重点が置かれています。

身辺警護/身辺警備とは?その目的や種類

身辺警護/身辺警備とは?その目的や種類

家族を守りたい

先生、「身辺警護」と「身辺警備」の違いがわかりません。

防災防犯専門家

「身辺警護」は政府要人などの事故を防ぐ任務を警察が行うもので、「身辺警備」は警備会社が私人を守るものよ。

家族を守りたい

なるほど。警備会社の場合は、依頼者の安全を確保するために先回りしたり、同行したりするんですね。

防災防犯専門家

その通り。依頼者の要望に応じて、さまざまな形式の身辺警備を提供しているわ。

身辺警護/身辺警備とは。

「身近な危険から身を守るための対策である『身辺警護』についてご説明します。身辺警護とは、政府要人や経営者など要人を事故から守るために警戒して守ることです。政府要人に対する身辺警護は警視庁のSP(警視庁警備部警護課警護官)が担当していますが、警備会社でも経営者などの身辺警護を行っています。

警備会社による身辺警護には、目的地に先着して不審者や不審物を確認したり、要人が歩く経路を確かめたりする「先着警備」や、要人に同行して身辺を警護する「同行警備」などがあります。また、要人の要望に応じて、さまざまな形態の身辺警護も行われています。※警察が行うのは『身辺警護』、警備会社が行うのは『身辺警備』です」

身辺警護・身辺警備とは何か

身辺警護・身辺警備とは何か

身辺警護・身辺警備とは、要人の安全および資産を脅威や危害から守るための総合的なサービスです。個人や組織が直面するさまざまなリスクを評価し、適切な対策を講じることで、要人の安全確保を図ります。身辺警護はより物理的な保護に重点を置き、ボディーガードの配置や護送などが含まれます。一方、身辺警備はより幅広い対策を講じ、リスクアセスメント、情報の収集・分析、危機管理、物的・技術的セキュリティの強化などを行います。

警察と警備会社の身辺警護/身辺警備の違い

警察と警備会社の身辺警護/身辺警備の違い

-警察と警備会社の身辺警護/身辺警備の違い-

身辺警護/身辺警備における警察と警備会社には明確な違いがあります。最も顕著な違いの一つは、法執行権です。警察官は法執行権を持ち、身辺警護対象者に対する脅威と思われる人物を逮捕することができます。一方、警備員は法執行権を持たず、脅威に対処する権限はありません。

また、任務の範囲も異なります。警察官は通常、公人に限って身辺警護を提供しますが、警備会社は個人、企業、組織など、幅広い顧客にサービスを提供しています。さらに、警察官は武器を携帯して身辺警護対象者を守る場合がありますが、警備員は非武装で行動することが一般的です。

訓練と経験も異なります。警察官は通常、広範な訓練と経験を積んでいますが、警備員の訓練と経験は会社によって異なります。警察官は法執行の専門家として訓練され、身辺警護の任務に就く前に高度な訓練を受ける必要があります。一方、警備員は、護身術や顧客対応など、身辺警護の特定の側面で訓練を受けることが一般的ですが、法執行の経験を持つことは稀です。

警備会社の身辺警備の種類

警備会社の身辺警備の種類

警備会社の身辺警備の種類は、お客様のニーズや危険性に応じてさまざまです。一般的な種類を以下に示します。

* -要人警護-高官、著名人、著名なビジネスマンなどを保護する警備。
* -個人警護-特定の個人とその家族や財産を保護する警備。
* -イベント警備-コンサート、スポーツイベント、集会などのイベント中に参加者を保護する警備。
* -施設警備-オフィスビル、住宅、工場などの施設を不審者や侵入者から守る警備。
* -交通警備-公道や私道で要人の移動や車両を警戒する警備。

先着警備

先着警備

-先着警備-

身辺警備にはさまざまな種類があります。その一つが先着警備です。これは、要人が訪問する場所を事前に訪れて、セキュリティ上の脅威を特定し、軽減するための警備です。

先着警備では、警備員が次のような作業を行います。

* 現地の状況を評価し、潜在的な脅威を特定する。
* 現地の関係者(ホテルのスタッフ、会場の管理者など)と連携する。
* 警備計画を策定し、要人の移動経路や会場のレイアウトを考慮する。
* 必要に応じて、警備要員の配置や機器の設置を行う。

先着警備は、要人の安全を確保し、潜在的な攻撃を防ぐために不可欠です。

同行警備

同行警備

-同行警備-

身辺警備には、さまざまな種類があり、その中の1つが同行警備です。同行警備とは、特定の個人や団体が移動する際に、その周囲に警備員を配置し、安全を確保するサービスを指します。移動手段は、徒歩、車、公共交通機関などさまざまです。

同行警備の目的は、主に以下のようなものがあります。

* 移動中の危害や脅迫からの保護
* 不審者や危険な人物の排除
* 誘拐や強盗などの犯罪の防止
* 安全かつスムーズな移動の確保