検潮所とは?潮位の測定施設とその種類

家族を守りたい

「検潮所」について教えてください。

防災防犯専門家

検潮所は、気象庁が設置する施設で、基準面からの海面の高さである潮位を測ります。

家族を守りたい

それと同じような施設で、他の機関が設置しているものもあるそうですね。

防災防犯専門家

はい。国土地理院が設置しているものを験潮場、海上保安庁が設置しているものを験潮所と呼びます。

検潮所とは。

「検潮所」とは、国が設置する施設で、海面の高さである「潮位」を測るものです。気象庁が設置するものを「検潮所」、国土地理院が設置するものを「験潮場」、海上保安庁が設置するものを「験潮所」と呼び分けます。

検潮所とは

検潮所とは

-検潮所とは-

検潮所とは、 tide/潮位を継続的に測定し記録する施設のことです。tide/潮位とは、海面が一定の基準点に対する相対的な高さです。検潮所は、潮汐の変化、海面上昇のモニタリング、津波の検知などの重要な情報を提供します。

潮位とは

潮位とは

-潮位とは-

潮位とは、基準水位からの海水面の高さのことです。潮位は、月の引力、太陽の引力、地球の自転などによって変動します。満潮時には潮位が最も高く、干潮時には潮位が最も低くなります。潮位は、船舶の航行や漁業の活動、沿岸部の開発計画に大きく影響します。

検潮所の種類

検潮所の種類

-検潮所の種類-

検潮所は、潮位の測定方法によって、大きく次の2種類に分類されます。

-1. 験潮ポール型-
このタイプでは、岸壁などに垂直にポールを立てポールに刻まれた目盛りを直接読み取って潮位を測定します。視覚的にわかりやすいですが、測定範囲が限られるという欠点があります。

-2. 潮位計型-
このタイプでは、水中にセンサーを設置し、センサーが感知した水圧から潮位を計算します。測定範囲が広く、自動測定が可能ですが、設置や維持にコストがかかります。

験潮場と験潮所の違い

験潮場と験潮所の違い

験潮場験潮所は、どちらも潮位を測定する施設ですが、それらの間には微妙な違いがあります。験潮場は、潮位計を設置する具体的な場所を指します。一方、験潮所は験潮場を含む、潮位を連続的に観測・記録する施設全体を指します。

験潮場には、潮位計の設置だけでなく、安全で安定した観測環境を確保するための建物や設備が含まれます。験潮所は、験潮場だけでなく、データの処理・集計・保管を行う施設、および観測結果を報告する人員も含まれます。

防災・防犯における検潮所の役割

防災・防犯における検潮所の役割

防災・防犯における検潮所の役割

検潮は、正確な潮位データを収集し、災害防止に役立てられています。特に、津波や高潮などの沿岸災害の監視・予測に重要な役割を果たしています。検潮所から得られるデータは、津波警報や高潮注意報の発令、避難指示の決定に必要な情報として活用されています。また、検潮所の長期観測データは、海岸線の浸食や海面上昇の傾向を把握するための基礎資料としても役立っています。