広域緊急援助隊とは?防災・防犯のスペシャリスト

家族を守りたい

『広域緊急援助隊』について教えてください。

防災防犯専門家

つまり、広域緊急援助隊は、大規模災害発生時に、警察本部に設置される特殊なチームのことです。

家族を守りたい

都道府県の枠を越えて活動するんですか?

防災防犯専門家

そうです。災害が深刻化したり、発生が予測された場合、広域緊急援助隊は県境を越えて出動し、捜索救助や緊急交通路の確保などを行います。

広域緊急援助隊とは。

防災・防犯における「広域緊急援助隊」とは、大規模災害発生時や発災が懸念される際に、都道府県の枠を超えて活動する災害対策専門チームです。主な任務は、被災地の情報収集、被災者の救出救助、緊急交通路の確保、検視などです。

広域緊急援助隊の役割

広域緊急援助隊の役割

広域緊急援助隊の役割は、大規模災害やテロ、NBCテロ(核・生物・化学テロ)などの緊急事態が発生した際に、被災地の要請に応じて派遣され、迅速な救助・救出活動を行うことです。災害発生後、現地に到着した広域緊急援助隊は、まず状況を把握し、救助・医療活動を行います。また、治安維持交通規制など、被災地の秩序維持にも貢献します。

活動の範囲と権限

活動の範囲と権限

広域緊急援助隊は、大規模災害や特殊災害が発生した際に、被災地へ派遣されて活動する特殊部隊です。その活動内容は、救助・救出、医療支援、輸送支援など、多岐にわたります。

彼らは警察や消防、自衛隊などの関係機関から選抜されたスペシャリストで構成されており、高度な技能と知識を有しています。また、広範な権限が与えられており、災害時に必要な措置を迅速かつ適切に講じることができます

編成と組織体制

編成と組織体制

編成と組織体制

広域緊急援助隊は、大規模災害時に迅速かつ効果的な救助活動を行うために結成された専門部隊です。隊員は、警察官、消防官、自衛隊員など、高い技術と経験を有するスペシャリストで構成されています。部隊は、機動性と専門性を確保するために、指揮隊、救助隊、医療隊、連絡支援隊の4つの小隊に編成されています。指揮隊は全体の指揮・統制を担い、救助隊は救助活動の主力部隊として活動します。医療隊は負傷者の応急処置や搬送を行い、連絡支援隊は通信や情報収集を担います。また、各小隊には、特殊救助や航空救助などの専門的な能力を持つ部隊が配属されています。

発動の基準と手順

発動の基準と手順

広域緊急援助隊は、大規模災害が発生した際に迅速に現地に駆け付け、災害救助活動を行う専門部隊です。発動の基準としては、地震や風水害などの自然災害が発生し、被害が甚大で、都道府県や地方自治体の対応能力を超える場合が挙げられます。また、政府の決定によって派遣されるケースもあります。

具体的な手順としては、災害発生後、都道府県や地方自治体が支援要請を行った場合、内閣府の指示により隊員が招集されます。その後、被災地に向かい、現地における救助活動や支援活動を行います。派遣期間は災害の規模や状況に応じて異なりますが、通常は数週間から数か月です。

災害時の活躍事例

災害時の活躍事例

災害の際に頼もしい存在として活躍するのが、広域緊急援助隊です。これは、大規模な自然災害が発生した際に、被災地へ迅速に派遣され、救助や復旧活動を行う専門のチームです。

近年では、2011年の東日本大震災や2016年の熊本地震など、大規模災害が発生するたびに、広域緊急援助隊が活躍しています。彼らはこのような災害現場で、倒壊した建物のがれきの撤去や、被災者の救助、避難所の運営など、幅広い活動を行います。