「送致件数」って何?

家族を守りたい

先生、『送致件数』ってどういう意味ですか?

防災防犯専門家

ああ、『送致件数』ね。これは警察が事件や違反行為を起こした人を検察庁や裁判所など、別の機関に送った件数を指すよ。

家族を守りたい

なるほど、警察が事件を起こした人を別の機関に送った件数のことですか。

防災防犯専門家

そう。重大な事件や違反行為だと、警察だけでは捜査や処罰ができず、検察庁や裁判所に移送する必要があるんだ。

送致件数とは。

「送致件数」とは、警察などの機関が検察庁や裁判所などに送った、犯罪行為や事件に関する書類(事件送致)の件数を指します。

「送致件数」ってなに?

「送致件数」ってなに?

「送致件数」とは、犯罪容疑者の検察庁への送致件数を表します。犯罪捜査が完了した容疑者が、起訴するか不起訴にするかの判断を下すために検察に送致された件数を示します。送致件数が多いことは、犯罪発生率が高いことを示す一方で、警察による捜査活動が活発に行われていることも反映しています。

送致・送付の違い

送致・送付の違い

「送致」と「送付」の相違は、法律用語における区別にあります。「送致」は、検察官が被疑者を裁判所に送ることを指し、対して「送付」は、一般的に書面や書類を別の機関や部署に送ることを意味します。

送致件数の種類

送致件数の種類

「送致件数」の概念を理解するために、まずはその種類を把握することが重要です。送致件数には、大きく分けて3つの種類があります。

1つ目は「検察庁送致件数」で、警察が捜査を終えた事件を検察庁に送致した件数のことです。検察庁は、送致された事件をさらに捜査した上で、起訴するか不起訴とするかを決めます。

2つ目は「裁判所送致件数」で、検察庁が起訴した事件を裁判所に送致した件数のことです。裁判所は、起訴された事件を審理し、被告人に有罪か無罪かの判決を下します。

3つ目は「保護観察所送致件数」で、裁判所が有罪判決を下した事件のうち、執行猶予を付けるなどして保護観察を行う必要のある件数のことです。保護観察所は、保護観察中の受刑者の指導や監督を行います。

送致件数と犯罪率

送致件数と犯罪率

送致件数と犯罪率

「送致件数」は、警察が犯罪捜査の結果、検察庁に事件を送致する件数を指します。しばしば、地域の犯罪率の指標として用いられます。しかし、送致件数がそのまま犯罪率を反映しているとは限りません。

送致件数は、警察の捜査活動の厳格さ、検察庁の起訴基準、および犯罪の認知状況などの要因に影響を受けます。そのため、送致件数の増加が必ずしも犯罪の増加を示すとは限りません。逆に、送致件数の減少が犯罪の減少を意味するとも限りません。また、地域によっては、被害届を出さない「暗数犯罪」が多いため、実際の犯罪率は送致件数よりも高い可能性があります。

送致件数からわかること

送致件数からわかること

送致件数からわかること

送致件数とは、警察が検察官に捜査を終えた事件を送る件数のことであり、犯罪情勢の把握に役立てる重要な指標です。送致件数の推移からは、特定の犯罪の発生頻度や傾向がわかります。例えば、窃盗の送致件数が増加している場合は、窃盗の発生件数が増加していることを示唆します。また、送致件数の季節変動からも、その犯罪が特定の時期に発生しやすいことがわかります。例えば、空き巣の送致件数は冬期に増加する傾向にあります。