ボディーガード

SPとは？ボディーガードの役割と民間警備員との違い

家族を守りたい

『SP』とは何ですか？

防災防犯専門家

SPとは、政府要人の身辺警護を行う警視庁の専任警察官のことです。

家族を守りたい

SPは警察官なのですね。では、民間のボディーガードはどういう人がやっているのですか？

防災防犯専門家

民間のボディーガードは、警備業法に則り身辺警護を行っています。

SPとは。

「SP」とは、政府要人の身近な警護を担当する警視庁の警察官です。「Security Police」の略からSPと呼ばれています。SPは政府のボディーガードですが、最近では民間でもボディーガードが増えています。民間のボディーガードは、警備業法に基づいて身辺警護を行っています。

SPとは？役割と由来

-SPとは？役割と由来-

SP（セキュリティーポリス）とは、主に要人の警備を担当する、特別訓練を受けた警察官のことです。その役割は、要人の生命や安全を脅威から守ることです。SPは、要人の移動時の警護、宿泊施設の警備、イベントでの警戒など、多岐にわたる任務を担っています。

SPの起源は、1901年に時の明治天皇の警備のために設けられた「宮内庁皇宮警察」に遡ります。その後、1954年に「警視庁警備部警護課」が設置され、現在のSP制度の基礎が築かれました。SPは、高度な射撃技術、格闘術、危機管理能力を備えた精鋭中の精鋭であり、国家の要人保護という重要な任務を担っています。

民間のボディーガードの役割

民間のボディーガードは、企業経営者や著名人など、個人の安全を確保する役割を担っています。特殊な訓練を受け、武器携帯を含む法的な権限を有しています。彼らの主な任務は、脅威からクライアントを保護し、安全に活動できるようにすることです。民間のボディーガードは、護衛、警護、危険察知、危機管理など、幅広い業務を行います。また、クライアントのスケジュールや行動を把握し、潜在的なリスクを評価する責任があります。

警備業法とボディーガードの資格

SP（ボディーガード）は、警備業法に基づいて業務を行います。警備業法は、警備業の運営や従事者の資格を定めた法律です。この法律では、ボディーガード業務は「個人の警護」と定義されており、個人の生命、身体、自由、財産を守る業務とされています。ボディーガード業務に従事するには、警備員資格が必要です。警備員資格は、都道府県公安委員会が実施する試験に合格することで取得できます。

SPと民間のボディーガードの違い

-SPと民間のボディーガードの違い-

SP（セキュリティーポリス）は、国家公務員として警察庁警備部内に設置された特殊部隊です。国家の要人の警護や公安維持を主な任務としています。一方、民間ボディーガードは、民間企業が雇用する個人またはチームで、主に企業経営者や著名人などの私人の警護を担当しています。

SPと民間ボディーガードの大きな違いは、その権限と責任にあります。SPは警察官と同じ公権力を持っており、必要に応じて武器の使用が認められています。また、国家機密へのアクセス権が与えられており、要人の安全確保に全力を尽くすことが義務付けられています。一方、民間ボディーガードには公権力はありませんが、法律の範囲内で護衛対象者の安全を守ります。そのため、武器の使用は原則として認められていません。

さらに、組織体制にも違いがあります。SPは警察庁という公的機関に所属し、明確な上下関係と規律があります。対照的に、民間ボディーガードは民間企業に雇用されるため、組織体制は企業によって異なります。一般的に、民間ボディーガードはフレキシブルな体制をとり、護衛対象者のニーズに合わせたサービスを提供します。