ドア

防災・防犯の用語「防犯性能」とは?

防災・防犯の用語「防犯性能」とは?

家族を守りたい

「防犯性能の高い建物部品目録」について教えてください。

防災防犯専門家

「防犯性能の高い建物部品目録」は、5分以上侵入に耐えることが基準の厳しい防犯性能試験に合格した、ドアやガラスなどの建物部品を掲載した目録です。

家族を守りたい

なるほど。侵入をあきらめる基準が5分なんですね。

防災防犯専門家

はい。侵入盗の約7割が5分以上の侵入に耐える建物部品に侵入をあきらめるという統計に基づいています。

防犯性能とは。

防犯に関する用語「防犯性能」とは、建物が道具などの侵入器具を使った侵入行為に対してどれほど抵抗できるかを示すものです。

国と民間企業が協力する会議では、「防犯性能の高い建物部品目録」を公開しています。この目録には、約7割の侵入盗が5分以上の侵入抵抗時間があれば侵入をあきらめるとされる基準に基づき、厳しい防犯性能試験に合格したドア、ガラス、錠、サッシなどの建物部品が掲載されています。

防犯性能とは

防犯性能とは

「防犯性能」とは、犯罪や災害から守るために建物や設備が備えている性能のことです。侵入や破壊に対する耐性、火災や地震からの人命を守る機能などが含まれます。犯罪発生の抑止や被害の軽減を図ることが目的であり、建物や設備の設計・施工の段階で考慮されます。防犯性能は、防犯カメラやセンサーなどの電子機器を活用した「防犯装置」や、耐震構造や防火設備などの「建築的防犯」を総合的に組み合わせて強化されます。

「防犯性能の高い建物部品目録」とは

「防犯性能の高い建物部品目録」とは

「防犯性能の高い建物部品目録」とは、警察庁が定める基準を満たし、防犯性を向上させる効果のある建物部品を一覧にまとめたリストのことです。この目録に掲載されている製品を使用することで、建物に侵入する犯罪者に対して、抵抗力を高めることができます。住宅や店舗など、さまざまな建物の防犯対策として活用されています。

「防犯性能の高い建物部品目録」の基準

「防犯性能の高い建物部品目録」の基準

「防犯性能の高い建物部品目録」の基準では、建物の防犯性能を評価するための基準が定められています。この目録に記載されている部品は、侵入や破壊に対する強度や性能が認定されており、防犯性の向上に役立ちます。例えば、防犯ガラスは割れにくく、ドアや窓の防犯性能を向上させます。また、防犯錠はピッキングや破壊に強く、建物の侵入を防ぐことができます。この目録に記載されている部品を使用することで、建物全体としての防犯性能が高まり、居住者の安全性を確保できます

「防犯性能の高い建物部品目録」の活用

「防犯性能の高い建物部品目録」の活用

「防犯性能の高い建物部品目録」の活用

建物に防犯設備を設置する際に参考になるのが、「防犯性能の高い建物部品目録」です。これは、警察庁が定める規格を満たした防犯設備を掲載したもので、空き巣や強盗などの犯罪対策に役立ちます。目録には窓やドアなどの建具、ロックやセンサーなどの電子機器など、さまざまな防犯部品が掲載されています。これらの中から建物に適した防犯部品を選択することで、防犯性能を向上させることができます。

防犯性能を高めるポイント

防犯性能を高めるポイント

防犯性能とは、建物や住宅が犯罪の被害を防止したり軽減したりする能力のことです。防犯性能を高めるには、複数のポイントに配慮することが大切です。

まず、物理的防犯対策を強化しましょう。これには、窓や玄関に防犯ガラスや防犯錠を取り付けたり、鍵を2重にすることが挙げられます。また、センサーやカメラなどの電子機器を導入することで、不審者の侵入を検知・監視できます。さらに、敷地周辺の防犯対策を怠らないようにしましょう。塀や垣根を設置したり、照明を強化したりすることで、犯罪者が侵入しにくい環境を作ることができます。

さらに、住民同士の連携も防犯性能を高める上で重要な要素です。近隣住民とコミュニケーションを取り、不審者を見かけた際の通報方法を共有したり、巡回パトロールを実施したりすることで、犯罪の抑止効果が期待できます。

「こじ開け」から身を守る!防犯&防災対策を徹底解説

「こじ開け」から身を守る!防犯&防災対策を徹底解説

家族を守りたい

先生、「こじ開け」について詳しく教えてください。

防災防犯専門家

「こじ開け」とは、ドアの隙間から工具を差し込んで無理やりドアを開ける侵入の手口だよ。被害を受けると、盗難だけでなく、ドアの修理や交換に多額の費用がかかるんだ。

家族を守りたい

ドアがスチール製でもこじ開けられるんですか?

防災防犯専門家

残念ながらそうなんだ。スチール製のドアでも変形に耐えられる強度はなく、変形するとドアと枠の隙間が広がり、ドアが開いてしまうんだ。

こじ開けとは。

防災や防犯の用語「こじ開け」とは、ドアのすき間にバールなどの工具を差し込み、無理やりこじ開けて侵入する手口のことです。この手口は古くからよく見られ、被害に遭うと、盗難による損害だけでなく、ドアの修理費や交換費用など多額の費用がかかります。また、ドアや枠がスチール製であっても、変形に耐えられるほどの強度はなく、変形するとドアと枠のすき間が広がり、かんぬきが外れてドアが開いてしまいます。

こじ開けとは?

こじ開けとは?

こじ開けとは、工具などを用いてドアや窓を無理やりこじ開けて侵入する窃盗手法です。主に、建物の出入り口やベランダなど、比較的脆弱な部分を狙われます。こじ開けは、短時間で侵入でき、痕跡を残しにくいため、窃盗犯によく用いられる手口です。また、空き巣だけでなく、侵入目的が窃盗以外の犯行にも使われることがあります。そのため、こじ開け対策を徹底することで、犯罪被害を防ぐことが重要です。

こじ開け被害で想定される損害

こじ開け被害で想定される損害

-「こじ開け被害で想定される損害」-

こじ開け被害は、金銭的な損失に加えて、精神的なダメージも引き起こす可能性があります。盗難被害は、現金、貴金属、電気製品、貴重品など多岐にわたります。また、たとえ貴重品が盗まれなくても、住居の破壊や荒らされることで、プライバシーの侵害や精神的苦痛を受ける場合があります。さらに、戸締まりが甘くなったり、防犯意識が低下したりすることで、再被害につながるリスクも高まります。そのため、こじ開け被害に遭わないための防犯&防災対策を徹底することが重要です。

こじ開けを防ぐための対策

こじ開けを防ぐための対策

こじ開けを防ぐための対策

侵入盗の多くは、窓や扉をこじ開けて侵入します。そのため、こじ開けに対する対策を講じることが、防犯上非常に重要です。一般的な対策として、以下のようなものが挙げられます。

* -防犯ガラスの設置-防犯ガラスは、通常のガラスよりも破壊に強い強化ガラスで、こじ開けを困難にします。
* -防犯フィルムの貼り付け-防犯フィルムは、ガラスの破片の飛散を防ぎ、こじ開けを遅らせる効果があります。
* -二重ロックの取り付け-窓や扉に2つのロックを設置することで、こじ開けに必要な力が倍増し、侵入を困難にします。
* -補助錠の追加-窓や扉の補助錠を追加することで、こじ開けに対する抵抗力をさらに高めることができます。
* -窓や扉の補強-窓や扉の枠を金属製の補強材で強化することで、こじ開けに対する強度を高められます。

スチール製のドアも要注意?

スチール製のドアも要注意?

スチール製のドアは防犯上信頼できると思われがちですが、実際には、こじ開けに対して脆弱な場合があります。スチール製のドアは、厚みと強度が十分でない場合や、適切に設置されていない場合、容易にこじ開けられてしまう可能性があります。そのため、スチール製のドアを設置する際には、厚みが十分で、堅牢な枠に取り付けられていることを確認することが重要です。

万が一被害に遭ってしまった場合の対処法

万が一被害に遭ってしまった場合の対処法

万が一被害に遭ってしまった場合、冷静さを保ち迅速に対処することが大切です。まず、安全を確保し、誰かに助けを求めましょう。犯人との接触は避け、警察に届けてください。物盗られの被害にあった場合は、被害届を提出し、必要に応じて保険会社に連絡しましょう。被害に遭った際は、パニックにならず、落ち着いて対応することが重要です。

官民合同会議で考える、防犯性能の高い建物部品の普及

官民合同会議で考える、防犯性能の高い建物部品の普及

家族を守りたい

「官民合同会議」について教えてください。

防災防犯専門家

「官民合同会議」は、警察庁、国土交通省、経済産業省と民間団体が設置した会議だよ。

家族を守りたい

その目的は何ですか?

防災防犯専門家

侵入犯罪を防止するために、ドアや窓などの建物部品の防犯性能を高め、普及させることだよ。最近は空き巣の侵入手段が巧妙になっているからね。

官民合同会議とは。

防犯と防災に関する「官民合同会議」とは、警察庁、国土交通省、経済産業省、そして建物部品関連の民間団体が共同で設立した会議のことです。この会議の目的は、空き巣などの侵入犯罪を効果的に防止するために、ドアや窓、シャッターなどの建物部品の防犯性能を強化し、その普及を促進することです。近年、侵入犯の手段が巧妙化しているため、この会議が設置されました。

官民合同会議とは?

官民合同会議とは?

官民合同会議とは、官庁と民間企業が協力して政策に関する調査・議論を行う組織です。防犯対策の分野では、警察庁や国土交通省などの官公庁と、住宅メーカーやセキュリティー企業などの民間企業が参加し、防犯性能の高い建物部品の普及に関する検討を行っています。官民の知見や技術を融合することで、より効果的な防犯対策の策定を目指しています。

設置の目的と背景

設置の目的と背景

設置の目的と背景

この会議は、防犯性能の高い建物部品の普及促進を図り、国民の安全・安心を確保することを目的に設置されました。近年、特殊開錠などの侵入犯罪が多発しており、防犯対策の強化が求められています。また、高齢化社会の進展に伴い、認知症等により鍵の管理に支障をきたす方が増えています。こうした状況を踏まえ、会議では、防犯性能の高い建物部品の普及を図り、犯罪の抑止や高齢者の安全・安心の確保を目指しています。

侵入犯罪対策としての防犯性能向上

侵入犯罪対策としての防犯性能向上

侵入犯罪対策としての防犯性能向上

官民合同会議では、防犯性能の高い建物部品の普及に向けて、侵入犯罪対策の強化が重要な検討事項とされています。侵入犯罪は、住宅や店舗などの建物に不法侵入し、窃盗や暴行などの犯罪行為を行うものです。近年、住宅への侵入窃盗や空き巣被害の増加が社会問題となっており、防犯性能の高い建物部品の普及による対策が求められています。

建物部品の普及を促進

建物部品の普及を促進

官民合同会議では、防犯性能の高い建物部品の普及を促進するための施策が検討されています。普及促進の取り組みの一つとして、優良な建物部品を認定する制度の創設が挙げられています。この制度により、高い防犯性能を備えた建物部品が明確に示され、一般消費者が安心して選択できるようになります。さらに、建築基準法や関連法令の改定を通じて、防犯性能を向上させた建物部品の利用義務化が検討されています。これらの施策により、防犯性能の高い建物部品の普及が促進され、犯罪の抑止効果を高めることが期待されています。

安全で安心なまちづくりへの貢献

安全で安心なまちづくりへの貢献

官民合同会議では、犯罪の起きにくい安全で安心なまちづくりに貢献するため、防犯性能の高い建物部品の普及を検討しています。こうした取り組みによって、地域住民の防犯意識を高め、住民が安心して生活できる環境づくりにつなげていくことが期待されています。