オレオレ詐欺対策！手口や予防策を知ろう
家族を守りたい
先生、「オレオレ詐欺」ってなんですか？
防災防犯専門家
それは、特殊詐欺の一種で、子どもや孫のふりをして電話をかけてきて、お金の振り込みを要求する詐欺だよ。
家族を守りたい
特殊詐欺には他にもあるんですか？
防災防犯専門家
あるよ。「架空料金請求詐欺」「融資保証金詐欺」「還付金詐欺」などがあるよ。
オレオレ詐欺とは。
「オレオレ詐欺」とは、特殊詐欺の一種で、電話で緊急事態を装い、お金の振り込みを要求する詐欺のことです。子どもや孫になりすまして「オレオレ」と電話をかけてくることから、この名が付けられました。
この手口は、会社の金を横領したのでお金が必要、事故で治療費が必要など、さまざまな理由をでっち上げて、被害者に現金を至急必要だと信じ込ませます。動揺した被害者は、指定された口座に現金を振り込んでしまいます。
特殊詐欺には、「オレオレ詐欺」以外にも、「架空料金請求詐欺」「融資保証金詐欺」「還付金詐欺」などがあります。
オレオレ詐欺の手口とは？
オレオレ詐欺の手口とは？
オレオレ詐欺の手口は多様化していますが、基本的には次のような手法が使われます。
* 電話で被害者に近づき、「息子です」「孫です」などと言って親族を装います。
* 金銭的なトラブルをでっち上げ、「お金を貸してほしい」「事故で入院した」などと訴えます。
* 被害者を急かしたり脅したりして、冷静な判断をさせないようにします。
* 指定された口座に振り込ませたり、現金で受け取りに来るよう要求します。
特殊詐欺の種類
特殊詐欺の種類
オレオレ詐欺をはじめとする特殊詐欺には、さまざまな種類があります。最も一般的なのは「オレオレ詐欺」で、犯人が家族や親族になりすまして現金を要求します。また、「架空請求詐欺」は、架空の請求書を送りつけて料金をだまし取ろうとするものです。「還付金詐欺」は、税金や保険などの払い戻しがあるとうそをつき、口座情報を聞き出します。「預貯金詐欺」は、通帳やキャッシュカードを盗み出すか、偽造して預金を不正に引き出します。他にも、「投資詐欺」「融資保証金詐欺」「悪徳商法」など、悪質な手口が数多く存在します。
オレオレ詐欺の予防策
オレオレ詐欺の予防策として、以下の点を心がけることが大切です。
まず、不審な電話やメールには警戒しましょう。知人や家族を装う電話やメールには、個人情報を尋ねたり、金銭を要求したりすることがあります。その際は、相手の身元確認を十分に行ったうえで対応してください。
次に、不審なリンクや添付ファイルは開かないでください。詐欺グループが個人情報や金銭を不正に取得するために、不審なリンクや添付ファイルを送信してくる場合があります。これらを開くとマルウェアやウイルスに感染する可能性があります。
また、家族や知人との連絡先を常に確認しておきましょう。詐欺グループは、家族や知人を装って電話をかけてくることがよくあります。連絡先がわからない場合は、相手が本物かどうかを確認するために別途連絡しましょう。
さらに、詐欺被害の情報を収集することも重要です。警察や消費者センターなどで提供されている詐欺対策情報をチェックし、手口や対策について知識を深めましょう。
被害にあったらどうすればいい？
万が一、オレオレ詐欺に遭ってしまった場合は、慌てずに行動することが大切です。まず、お金や個人情報を決して渡さないでください。犯人は、被害者に動揺させて冷静さを失わせようとしてきます。落ち着いて対応し、相手に情報を引き渡さないことが被害を最小限に抑えるポイントです。
次に、警察や家族など周囲の人にすぐに連絡しましょう。被害を把握することで、周囲の協力やサポートを得られます。警察へは110番通報し、被害状況を詳しく伝えましょう。家族や友人には、被害に遭った旨を連絡し、注意を促しましょう。
家族や周囲の人にできること
家族や周囲の人ができること
オレオレ詐欺の被害を防ぐには、家族や周囲の協力も欠かせません。日頃から高齢者を気にかけて声をかけ、少しでも様子に変化があれば注意しましょう。不審な電話やメールがあった場合は、冷静に対処し、高齢者に確認を取ってください。また、高齢者向けの防犯教室や啓発活動に参加して、情報を共有することも重要です。さらに、高齢者の資産管理を手助けしたり、成年後見制度を利用したりして、財産の安全を守ることもできます。こうした家族や周囲のサポートが、高齢者をオレオレ詐欺から守る大きな力となります。
