防災・防犯用語「波浪」とは?

家族を守りたい

先生、『波浪』ってどういう意味ですか?

防災防犯専門家

波浪は、風によって発生した、周期が1~30秒程度の海洋表面の波動のことだよ。

家族を守りたい

『風浪』と『うねり』の違いは何ですか?

防災防犯専門家

風浪はその場で発生した波、うねりはその場で発生した波ではなく遠方で発生した波が伝わってきた波だよ。うねりは波長が長く規則的な波で、風が弱まると風浪は収まるけど、うねりは残ることがあるんだ。

波浪とは。

防災・防犯用語の「波浪」について説明します。波浪とは、海面で発生する波動の中で、風によって生じた周期が1~30秒ほどのものです。

波浪には、「風浪」と「うねり」という2種類があります。「風浪」とは、その場所の風によってできた波のことです。一方、「うねり」とは、遠方で発生した風浪が伝わってきたもので、波面が滑らかで、波長が長い規則的な波となっています。

通常、風が弱まると風浪は収まりますが、うねりは風浪の消失後も残ることがあります。

波浪とは?

波浪とは?

波浪とは

「波浪」とは、海面が風や地震などによって上下に振動して発生する水面の起伏のことを指します。風による波浪は「風浪」、地震による波浪を「津波」と呼び、それぞれ発生メカニズムが異なります。波浪の高さは風速や水深、地震の規模などによって変化し、まれに数十メートルにもなる巨大な波浪が発生することもあります。

風浪と波動

風浪と波動

波浪という用語は、水面の風浪波動の両方を指します。風浪は、風によって水面が駆動されて発生する波です。一方、波動は、地震や地滑りなどの要因によって引き起こされる水の攪乱によって発生します。

風浪は、風速と風向き、吹きつける時間の長さなどの要因によって特徴づけられます。大規模な風浪は、船舶の航行や沿岸部の構造物に損害を与える可能性があります。波動は、震源地から遠ざかるにつれて減衰し、その速度と波長は水深や海底の地形によって影響を受けます。津波や高潮などの災害性波動は、沿岸地域に甚大な被害をもたらす可能性があります。

うねりの特徴

うねりの特徴

うねりの特徴

うねりは、海面を規則正しく波打つ波の列です。風によって発生することが多く、風の強さや時間が長いほど、うねりは大きくなります。通常は穏やかで、サーファーに人気の波となりますが、台風などの強い風によって発生したうねりは、高さ数メートルにも達し、沿岸部に大きな被害をもたらすことがあります。

波浪の収束

波浪の収束

波浪の収束とは、波が岸に接近するにつれて、波の高さや波長が縮小し、急峻になっていく現象を指します。海が浅くなると海底の抵抗によって波の速度が低下し、波が伸縮し始めます。波の上部がより速く進むようになるため、波の前面が歪み、急勾配の波面が形成されます。この収束した波は、沿岸部の構造物に大きな衝撃を与え、破損や浸水を引き起こす可能性があります。

防災と防犯における波浪

防災と防犯における波浪

防災と防犯における波浪

波浪とは、強風や気圧の差などの影響で発生する海水面の周期的な上下動のことです。防災や防犯において、波浪は大きな脅威となりえます。高い波浪は、沿岸部を侵食したり、建造物やインフラを破壊したりする可能性があります。また、船舶の航行を妨げたり、沿岸域の漁業活動に被害を与えたりする場合もあります。そのため、波浪の予測と対策が重要となります。気象庁では、波浪に関する予報や警報を定期的に発表しており、沿岸住民や船舶関係者はこれらの情報を活用し、適切な避難や対策を行う必要があります。さらに、防災・防犯対策として、防潮堤や消波ブロックなどのハード対策とともに、避難計画の整備や住民への防災教育など、ソフト対策の充実も図られています。