暖冬とは？気象庁の定義と平年差
家族を守りたい
暖冬って何ですか？
防災防犯専門家
平均気温が平年より高い冬のことだよ。
家族を守りたい
ちなみに、平年ってなんですか？
防災防犯専門家
その年の平均気温が30年間の平均気温のことを言うよ。
暖冬とは。
「暖冬」とは、一般的に冬の平均気温が平年よりも高い状態のことです。気象庁では、冬（12月から2月）の平均気温が「高い」と判定された場合を「暖冬」と定義しています。ちなみに、平年との差を表現する階級は「低い（平年より少ない）」「平年並み」「高い（平年より多い）」の3段階があり、それぞれが全体の3分の1の確率で発生します。
暖冬の定義
暖冬の定義
気象庁では、ある年の冬季（12月〜2月）の平均気温が、平年よりも1度以上高い場合に「暖冬」と定義しています。平年とは、1991年から2020年までの30年間の平均気温を指します。また、この「平年差」は、各地方の観測地点ごとに設定されています。つまり、ある地域では平年より1度以上高くても暖冬にならない場合があることを示しています。
気象庁の冬とは？
気象庁における「冬」とは、12月1日から2月末日までの期間を指します。これは、統計的な観点から冬の気象特性を明確に把握するためです。この期間は、一般的に平均気温が低く、降水量の多い季節にあたり、日本列島では冬季特有の気象現象が発生しやすい季節です。気象庁は、この期間を「冬」と定義することで、冬特有の気候条件を把握し、予報や警報の発表に役立てています。
平年差の階級表現について
平年差の階級表現について、気象庁は以下のように定めています。
* -並み- 平年差が±0.5℃未満
* -やや暖かい/やや寒い- 平年差が±0.5℃以上1.0℃未満
* -暖かい/寒い- 平年差が±1.0℃以上2.0℃未満
* -かなり暖かい/かなり寒い- 平年差が±2.0℃以上3.0℃未満
* -著しく暖かい/著しく寒い- 平年差が±3.0℃以上
生起確率
生起確率
暖冬の生起確率は、その基準となる平年値と実際の気温との差によって異なります。気象庁では、平年差が次の範囲内にある場合を暖冬と定義しています。
・1月平均気温2.0℃以上
・2月平均気温3.0℃以上
・1～2月平均気温2.5℃以上
関連用語
-関連用語-
気象庁が定義する暖冬とは、冬の平均気温が高めで平年より2度以上高い冬のことです。平年とは、過去の30年間の平均気温を指します。暖冬は異常気象の一種で、地球温暖化やエルニーニョ現象の影響により発生する傾向にあります。暖冬になると、雪が少なくなり、暖房費が安くなるなど、生活にさまざまな影響を与えます。