たばこ火災の恐ろしさ

たばこ火災の恐ろしさ

家族を守りたい

先生、『たばこ火災』について教えてください。

防災防犯専門家

たばこ火災は、たばこによる火災のことで、特徴的なのは『無炎火災』です。たばこの火は高温のため、消したと思ったたばこがくすぶって大きな火災に発展するケースがあります。

家族を守りたい

無炎火災とはどういう状態ですか?

防災防犯専門家

炎は出ませんが、くすぶった状態が続き、布団の中などで長時間続くと大きな火災になる可能性があります。

たばこ火災とは。

タバコが原因で発生する火災では、「くすぶり火災」と呼ばれる現象が特徴です。タバコの火は高温(700~800℃)のため、寝タバコの場合は消したつもりのタバコが実は消火されておらず、布団の中に入り込んで炎を出さずに何時間もくすぶり続け、その後大規模な火災につながる例があります。

また、タバコによる火災は人命に関わるだけでなく、歩きタバコや手持ちタバコによって子どもがやけどをする事故も少なくありません。タバコ火災を防ぐためには、以下の点を意識した喫煙マナーが必要です。

* 灰皿には常に水を入れ、吸い殻はこまめに捨てる
* 寝タバコを絶対にしない
* 灰皿にタバコを置きっぱなしにしない

無炎火災の特徴

無炎火災の特徴

「たばこ火災の恐ろしさ」

「無炎火災の特徴」

たばこ火災には、無炎火災という特徴があります。無炎火災とは、その名の通り火炎を出さずに起こる火災のことです。たばこの火種が何らかの可燃物に接してじわじわと燃え広がり、周囲の酸素を消費することで燃焼が進むのが特徴です。無炎火災は、燃焼初期には煙も少なく、気づきにくいことから、発見が遅れて大事故につながる危険性があります。

寝たばこの危険性

寝たばこの危険性

寝たばこの危険性

たばこ火災の中で最も多いのが、寝たばこが原因によるものです。喫煙者は、疲れている時やお酒を飲んだ後など、意識がはっきりしていない状態でベッドで喫煙することが多くあります。このような状況でタバコを吸うと、タバコの火が布団や枕などの可燃物に燃え移り、気づかないうちに火災が発生する危険があります。寝たばこによる火災は、逃げ遅れによる死亡事故につながる可能性が高く、非常に危険です。

子どものやけど事件

子どものやけど事件

たばこ火災の恐ろしさの身近な例として、子どものやけど事件が挙げられます。好奇心旺盛な子どもは、放置されたたばこを拾い上げ、遊んでしまうことがあります。たばこの火が子どもの手に触れれば、瞬く間にやけどを負い、深刻な傷跡を残す可能性があります。特に、タバコをくわえたまま眠りに落ちてしまうと、火が布団に燃え移り、子どもがやけどを負ったり、最悪の場合、火災が発生したりする危険性があります。

たばこ火災予防のポイント

たばこ火災予防のポイント

たばこ火災予防のポイント

たばこ火災を未然に防ぐには、いくつかの重要なポイントがあります。まず、眠っている間やお酒を飲んでいる間は、決してタバコを吸わないようにしましょう。また、タバコの火を完全に消し、灰皿に入れてから捨てましょう。布団やソファなど、可燃物の上にタバコを置かないようにしてください。

さらに、タバコを吸う場所は限られた場所にしましょう。台所や寝室など、火災が発生しやすい場所は避けてください。また、タバコを吸う際は、必ずライターや灰皿などの喫煙具を近くに準備しましょう。

喫煙者のマナー

喫煙者のマナー

たばこ火災の恐ろしさを認識すると同時に、喫煙者のマナーも重要な課題です。喫煙中は常に周囲への配慮が必要です。喫煙所が設置されていない場所では、十分な距離を確保し、周囲に煙や灰が迷惑にならないようにしましょう。歩きながらの喫煙は火種を飛ばす恐れがあり、危険です。また、吸い殻は必ず指定された喫煙所や灰皿に捨てましょう。路上や公園などの公共の場へのポイ捨ては火災の原因となり得ます。

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