防災・防犯の用語『しけ』について

防災・防犯の用語『しけ』について

家族を守りたい

防災・防犯の用語『しけ』の意味を教えて下さい。

防災防犯専門家

『しけ』とは、強風のために海上が荒れることをいいます。また、気象庁では波高によって分類しており『しける』は波高が4メートルから6メートル、『大しけ』は6メートルから9メートルと定義されています。

家族を守りたい

ということは、『しけ』と『大しけ』の違いは波の高さと理解していいのでしょうか?

防災防犯専門家

その通りです。『しけ』は波高4~6メートル、『大しけ』は6~9メートルと波の高さが異なります。

しけとは。

「しけ」とは、強風が吹いて海が荒れる状態を指します。波の高さは、4メートルを超えて6メートル未満を「しけ」、6メートルを超えて9メートル未満を「大しけ」といいます。気象庁では、天気予報で「しけ」という言葉を使用する場合、波浪予報の用語(おだやか、やや荒れ気味、波高やや高め、波高高い、しけ、大しけ、猛烈なしけ)を基準にしています。

しけとは何か

しけとは何か

-しけとは何か-

しけとは、気象庁が定める気象用語で、風速が25メートル以上、または波の高さ(有義波高)が4メートル以上の「暴風」または「大しけ」の状態を指します。これらは、船舶の航行や地上での活動に大きな支障をきたします。しけは熱帯低気圧(台風や熱帯低気圧)が接近したときや、低気圧が通過したときに発生することがあります。

しけの定義

しけの定義

-しけの定義-

「しけ」とは、気象用語で、風速が8メートル毎秒以上、かつ波の高さ1メートル以上の状態を指します。激しい風によって海面が荒れ、波が立つ状態です。船舶の航行が困難になるだけでなく、沿岸部では高潮や強風による被害が発生する可能性があります。

なお、気象庁では、風速が10メートル毎秒以上、かつ波の高さ2メートル以上の場合を「大しけ」、風速が15メートル毎秒以上、かつ波の高さ4メートル以上の場合を「猛しけ」と分類しています。

しけの種類

しけの種類

しけの種類

「しけ」には、さまざまな種類があります。代表的な「しけ」として挙げられるのは「高潮」です。高潮とは、台風などの強風によって海面が上昇する現象です。沿岸部に大きな被害をもたらす可能性があります。また、「河川氾濫」も「しけ」の一種です。豪雨などによって河川の水位が上昇し、堤防を越えて周囲に溢れ出す現象です。住宅や農地に甚大な被害をもたらすことがあります。

さらに、「地すべり」も「しけ」の範疇に含まれます。豪雨などによって土地が不安定になり、崩壊・移動する現象です。建物やインフラを破壊する恐れがあります。また、波浪や強風によって発生する「沿岸浸食」も「しけ」の一種です。海岸線の浸食が進み、建物や道路が損傷する可能性があります。

しけの予報

しけの予報

-しけの予報-

しけの予報は、気象庁が行っています。気象庁では、風の強さが風速15メートル以上、または波の高さ3メートル以上になると予想される場合にしけを予報しています。また、しけの程度に応じて、注意報や警報などの警報が発表されます。

しけの予報情報は、気象庁のホームページや防災アプリなどで確認することができます。あらかじめしけの予報を確認しておくことで、外出の計画や安全対策を立てるのに役立ちます。

しけ時の対策

しけ時の対策

-しけ時の対策-

しけが発生した場合、安全確保に努めることが第一です。外出は控え、やむを得ず外出する際は、最新の気象情報を確認し、安全を確保できる服装や持ち物で臨んでください。また、車の運転を控えるなど、無理な外出は避けましょう。

屋外にいる場合は、高所や河川、海岸線など危険な場所から離れ、丈夫な建物やシェルターに避難してください。屋内にいる場合は、窓やドアを閉め切り、雨風を防ぎましょう。また、停電や断水などの二次災害に備えて、懐中電灯やラジオ、飲料水や非常食の確保を済ませておきます。

さらに、家の周囲の対策も重要です。雨樋の詰まりを確認し、取り除くことで雨漏りの防止ができます。また、窓ガラスに養生テープを貼り付けると、破損時の飛散を防ぐ効果があります。玄関や勝手口には土のうを置き、浸水を防ぎましょう。

これらの対策を講じることで、しけによる被害の軽減に努めることができます。最新の気象情報を入手し、安全確保に努めることで、災害時の被害を最小限に抑えましょう。

SNSでもご購読できます。