水防団とは?役割と活動内容を解説

水防団とは?役割と活動内容を解説

家族を守りたい

「水防団」っていうのは防災・防犯の用語で、水に関する活動を行う組織のことなんですよね。

防災防犯専門家

その認識で大丈夫です。

家族を守りたい

それで、この「水防団」は水防管理団体が設置する組織で、水防管理団体というのは市町村や水害予防組合などの水防の責任を負う団体のことですよね。

防災防犯専門家

そうです。水防団は市町村などの水防管理団体が、水防活動を行うために設置する組織なのです。

水防団とは。

防災・防犯の用語「水防団」とは、水防活動を行うために設置される組織のことです。水防活動を行う組織を設けることができるのは、水防の責任を負う市町村、水防事務組合、水害予防組合などの団体です。

水防団の役割

水防団の役割

水防団の役割は、主に大雨や洪水などの水害災害が発生した際に、住民の生命と財産を守ることにあります。具体的には、以下のような活動を行います。

* -堤防や護岸の巡視・補強- 水害の発生前に、堤防や護岸の状況を確認し、必要に応じて補強や修繕を行います。
* -避難誘導- 住民に避難勧告や避難指示を出し、安全な避難場所への誘導を行います。
* -浸水被害の防止- 排水ポンプを使用して浸水を防ぎ、住宅や建物への被害を最小限に抑えます。
* -水難救助- 浸水した地域で立ち往生した人々や、水難事故に遭った人を救助します。
* -復旧作業- 災害後、浸水した地域の清掃や復旧作業を行います。

水防団の活動内容

水防団の活動内容

水防団の活動内容は多岐にわたり、主に災害時の対応を担っています。まず、洪水時には堤防の巡視や防水措置を行い、氾濫の防止に努めます。また、河川の氾濫や土砂崩れの発生時には、救助や避難誘導などの災害対応を行います。さらに、地震が発生した際には、火災の予防や応急手当も行います。さらに、平常時には防災訓練や防災教育などを通じて、地域住民の防災意識の向上に努めています。

水防団の組織と構成

水防団の組織と構成

-水防団の組織と構成-

水防団は、自治体における地域住民による自主防災組織です。組織は、市町村長が委嘱する団長のもと、団員によって構成されています。団員は、地域の住民や事業所等の関係者から構成され、防災知識や技能を有しています。

水防団の組織形態は、地域や規模によって異なります。一般的には、市町村を単位とした水防団本部とその下に複数の分団や班が設けられています。また、企業や学校等に独自の組織を設置することもあります。

水防団員の資格と訓練

水防団員の資格と訓練

水防団員の資格と訓練 水防団に入団するには、一般的に満18歳以上で、その地域に住所を有することが条件です。入団後は、〈訓練〉や〈講習会〉に参加して、水防の基礎知識や技術を学びます。訓練では、防水衣の着脱や、ポンプ車や土嚢などの操作方法を習得します。また、水害発生時の現場における役割や、救助方法についても学びます。これらの訓練や講習会を通じて、水防団員は水防に関する必要な知識と技能を身に付け、水害発生時に適切な対応ができるようになります。

水防団と地域コミュニティの関係

水防団と地域コミュニティの関係

水防団と地域コミュニティの関係

水防団は、地域コミュニティと密接な関係を持っています。災害発生時には、住民の生命と財産を守るため、地元の自治体と連携して活動します。また、普段から地域住民と協力して、防災教育や避難訓練を実施しています。さらに、地域のお祭りや清掃活動など、さまざまなイベントに参加し、地域コミュニティの一員として貢献しています。こうした活動を通して、水防団は地域コミュニティの安全と安心を支える重要な存在となっています。

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