
カム送り解錠とは?対策と予防方法を解説
家族を守りたい
すいません。カム送り解錠についての対策部品ってどんなものがあるんですか?
防災防犯専門家
カム送り解錠対策部品には、さまざまな種類があります。たとえば、シリンダーカラーの外周に補強リングを取り付けるもの、デッドボルトを補強するもの、鎌デッドボルトを追加するものなどがあります。
家族を守りたい
鎌デッドボルトって聞いたことがないんですけど、どんなものですか?
防災防犯専門家
鎌デッドボルトは、通常のデッドボルトとは形状が異なり、鎌のような形をしているものです。この形状により、こじ開けや破壊に強くなります。
カム送り解錠とは。
-カム送り解錠の解説-
カム送り解錠とは、特殊な道具を使用して鍵穴のシリンダーを迂回させ、ドア内部のデッドボルトを直接操作して施錠を解除する空き巣の手口です。別名「バイパス解錠」とも呼ばれています。
-手口-
鍵穴周囲の「シリンダーカラー」と呼ばれる部分を引っ張り、ドアとシリンダーの間に隙間を作ります。そこから針金などを差し込んでデッドボルトを作動させて解錠します。
-対策-
カム送り解錠の対策としては、錠前メーカーが提供している対策部品を設置することが有効です。対策部品の種類はメーカーによって異なるので、該当する錠前メーカーに相談することをおすすめします。
また、手軽にできる対策として、ワンドアツーロック(ドアに2つの鍵を取り付ける)が挙げられます。空き巣は侵入に時間がかかることを嫌がるため、防犯効果が期待できます。
カム送り解錠とは?
-カム送り解錠とは?-
カム送り解錠とは、特殊なツールを使用してドアのカム(鍵穴の内部にある回転式の部品)を回転させ、鍵穴を解除する手法です。従来の解錠方法とは異なり、鍵を使用しないため、鍵を紛失したりなくしたりした場合でもドアを開けることができます。この手法は、専門の錠前師や犯罪者によって使用されることがあります。
カム送り解錠の手口
カム送り解錠とは、鍵穴に工具を挿入し、中のカム(鍵穴を動かす部分)を回転させて鍵を開ける手法です。この手口では、鍵を使わないため、ピッキングとは異なります。
カム送り解錠は、安価な工具を使用して行うことができます。そのため、不特定多数の人が簡単に実行できることが特徴です。工具を鍵穴に差し込み、カムを回転させるだけで、ドアの施錠を解除できます。
カム送り解錠の対策部品
-カム送り解錠の対策部品-
カム送り解錠に対抗するため、さまざまな対策部品が開発されています。その代表例の一つがカム送り対策ピンです。これは、ドアのシリンダーに挿入され、カムの部分に引っかけて回されないようにするものです。もう一つの代表的な対策部品はデッドボルトです。これは、通常の状態ではドアをロックしているボルトで、カム送り攻撃を受けた場合でもドアを開けることを防ぎます。また、ドアスコープやドアガードチェーンなどの補助的な対策部品も有効です。ドアスコープはドア越しに外部を確認でき、ドアを開ける前に不審者を特定できます。ドアガードチェーンはドアをわずかに開けて換気や確認をするときに、侵入を防ぐことができます。
錠前メーカーに相談する
錠前メーカーに相談する
カム送り解錠は複雑な技術を要するため、素人では対策が難しい場合があります。そのような場合は、錠前メーカーに相談することが推奨されます。錠前メーカーは、カム送り解錠の特徴や対策方法を熟知しています。錠前交換や追加のセキュリティ対策について、適切なアドバイスを提供してくれます。さらに、メーカー純正の部品やセキュリティ製品を使用することで、より高い防犯効果が期待できます。
すぐにできる対策:ワンドアツーロック
すぐにできる対策ワンドアツーロック
カム送り解錠への効果的な対策として、ワンドアツーロックがあります。これは、玄関ドアに2つ以上の錠前を設置することで、解錠に必要な時間を延長し、犯罪者に機会を与えないようにするものです。ワンドアツーロックには、錠前の種類や設置位置を工夫することで、さらに防犯性を高めることができます。たとえば、1つはピッキング耐性に優れたディンプルキー、もう1つは破壊耐性に強いサムターン錠を使用したり、上下に錠前を設置することで、カム送り解錠による解錠を防ぐことができます。