全国火災予防運動ってなんだろう?

全国火災予防運動ってなんだろう?

家族を守りたい

「全国火災予防運動」について教えてください。

防災防犯専門家

これは1953年にスタートした運動で、火災が発生しやすい春と秋に、火災予防の意識を高めるための期間のことです。

家族を守りたい

いつごろに行われるのですか?

防災防犯専門家

春は3月1日から3月7日、秋は9月1日から9月7日までです。

全国火災予防運動とは。

防災・防犯用語「全国火災予防運動」とは、1953年に始まり、火災が発生しやすい春と秋に、火災予防の意識を高めるために実施される期間のことです。

全国火災予防運動とは?

全国火災予防運動とは?

全国火災予防運動とは、火災を未然に防ぎ、人命を守ることを目的とした全国規模の運動です。毎年11月9日から15日までの1週間を実施しています。この運動は、「火災予防の徹底と火災を発生させない」という高揚を図るために、国や地方自治体、民間団体が一体となって取り組んでいます。全国火災予防運動期間中は、火災予防の啓発活動や消防訓練などが各地で行われ、火災の危険性に対する国民の意識向上に努めています。

いつ行われているの?

いつ行われているの?

全国火災予防運動は、毎年11月9日から15日まで実施されています。この期間は、1881年(明治14年)1月26日に東京・湯島切通しで発生した大火に由来しています。この火災は「東京大火」とも呼ばれ、死者300人以上、焼失家屋3万5千棟以上という甚大な被害をもたらしました。これを教訓として、1909年(明治42年)に当時の東京市が1月26日を「防災の日」と定め、1915年(大正4年)に全国に広められました。その後、1948年(昭和23年)に11月9日から15日までを「秋季火災予防運動期間」と定め、現在に至っています。

目的は何?

目的は何?

-目的は何?-

全国火災予防運動は、国民の防火意識を高め、火災を発生させないことを目的としています。特に、火災が発生しやすい冬場に重点的に実施され、火災の原因となる事項(暖房器具の不適切な使用、放火、たばこの不始末など)に対する注意喚起や、初期消火体制の強化などに取り組んでいます。また、火災が発生した際の避難誘導や消火活動の訓練を通じて、火災による被害を最小限に抑えることが目的とされています。

どんな取り組みが行われているの?

どんな取り組みが行われているの?

全国火災予防運動では、火災予防意識の向上と予防対策の徹底を図るため、さまざまな取り組みが行われています。まず、防火指導防火訓練が推進されており、消防署による住宅や事業所への訪問指導や、住民参加による避難訓練などが実施されています。さらに、広報活動として、防災に関する情報や啓蒙資料の配布、地域住民向けの講演会やイベントの開催が行われています。また、消防設備の点検強化も重点項目となっており、住宅用火災警報器の設置促進や、消火器やスプリンクラーなどの定期的な点検・整備が呼びかけられています。

火災を予防するためのポイント

火災を予防するためのポイント

全国火災予防運動とは、火災から国民の生命と財産を守ることを目的とした運動です。この運動の一環として、「火災を予防するためのポイント」が掲げられています。

これらのポイントは、住宅火災の主な原因である「コンロの消し忘れ」「たばこの不始末」「電気機器の過熱」などに対策を講じるものです。具体的な内容としては、コンロ使用後は必ず消火を確認したり、寝たばこをしないようにしたり、電気機器の周囲に燃えやすいものを置かないようにすることが挙げられます。

また、住宅火災予防のポイントとして、「火災報知器の設置と点検」も重要です。火災報知器は、火災発生を早期に感知してアラームを発することで、初期消火や避難の時間を確保するのに役立ちます。定期的に点検を行い、電池切れや故障がないか確認することが大切です。

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