落雷の仕組みと対策

落雷の仕組みと対策

家族を守りたい

先生、『落雷』の用語の意味がよく分かりません。

防災防犯専門家

『落雷』とは、雷が地面に落ちる現象を指すよ。雷雲と地面が電気を帯びていて、放電が起こるんだ。

家族を守りたい

雷雲と地面の間の放電ですか。つまり、高い建物や電気が通りやすい物体は、雷を受けやすいということですか?

防災防犯専門家

その通り。高いものや電気の通りやすいものは、雷の放電経路として働きやすいんだ。

落雷とは。

「落雷とは、雷が地面に落ちる現象のことです。雷雲の下部と地面が、それぞれプラスとマイナスの電極となって発生する放電現象で、雷が発生したときに、地面の突出した部分や電気をよく通すものの近くに発生しやすくなります。なお、雷とは、電光や雷鳴が伴う大規模な大気中の放電現象をいいます。」

落雷とは何か

落雷とは何か

落雷とは、大気中の静電気が放出される現象です。雷雨では、雲の中で氷の粒と小さな水滴がぶつかり合って電気の帯電が起こり、雲がプラスとマイナスの電荷に分かれます。雲と地面、または雲同士の間で電位差が大きくなると、その電荷が放出され、落雷が発生します。

落雷の仕組み

落雷の仕組み

大空に鳴り響く雷は、壮大な自然現象です。実は、落雷は地上から空に向かって起きるのが一般的です。「下向き落雷」と呼ばれ、雲の中の負の電荷が地上の正の電荷に引き寄せられます。

この時、雲と地面の間で電荷がたまり、電界強度は非常に高くなります。すると、地面から上に伸びるような「ステップリーダー」と呼ばれる電流が発生。ステップリーダーは、雲に向かっていったん分岐し、その先端から「アーク」と呼ばれる雷の放電が起きて落雷が起こります。

落雷が発生しやすい場所

落雷が発生しやすい場所

落雷が発生しやすい場所

落雷は、主に積乱雲の中で発生します。積乱雲は、上昇気流が強く、氷の粒や過冷却水滴が激しく衝突することで電荷を帯びます。 一般的に、積乱雲が発達している高層ビルや電柱などの高い構造物や、ゴルフ場や野外イベント会場など開けた場所は、落雷の発生頻度が高くなります。また、森林や山岳地帯など、樹木が密集している場所も雷が発生しやすいとされています。

落雷から身を守る方法

落雷から身を守る方法

落雷の仕組みと対策

-落雷から身を守る方法-

落雷の脅威にさらされたとき、身の安全を確保することが最優先になります。そのための重要な方法は、以下のような場所を探すことです。

* -屋内- 最も安全な場所は、完全な屋根と壁に囲まれ、電気配線や水道管などの金属部分が最小限の建物の中です。
* -車内- 車内は、金属製の車体が落雷から乗員を保護します。ただし、オープントップの車やバイクは避けてください。
* -低地- 落雷は高い物体に落ちやすいため、できるだけ低い地帯に移動しましょう。
* -木の下やひらけた場所を避ける- 落雷は木や他の高い物体に落ちやすいので、これらから離れてください。また、ひらけた場所も避けてください。

落雷の際には、次のようなことをしないことが不可欠です

* -水に触れない- 水は電気をよく通すため、雷雨時には水泳やシャワーを避けましょう。
* -電気機器を使用しない- 落雷時は、電話、テレビ、コンピュータなどの電気機器の使用を避けてください。
* -金属製のものを身につけない- 落雷時は、金属製のジュエリー、ベルト、眼鏡などのアクセサリーを外してください。

落雷時の対処法

落雷時の対処法

-落雷時の対処法-

落雷が発生した際には、適切な対処を取ることで命の危険を回避できます。まず、屋内であればすぐに窓やドアから離れましょう。また、高い場所や開けた場所にいる場合は、すぐに低い場所や建物内へ移動してください。

車内にいる場合は、車を停めてドアや窓を閉め、エンジンを切ってください。車体は雷の電気を遮断する役割を果たします。ただし、車は高い場所にあるため、より安全な建物内へ避難できる場合は、下車して移動してください。

屋外では、電線やポール、木などの背の高い物体から離れましょう。また、水辺やぬれた地面にいる場合は、すぐに離れてください。雷は電気を帯びているので、水は良い導体となり、感電の危険性が高まります。

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