ディンプルシリンダー錠とは？防犯性の高い鍵の仕組みを解説
家族を守りたい
ディンプルシリンダー錠ってどういう鍵ですか？
防災防犯専門家
ディンプルシリンダー錠は、鍵の表面に複雑なディンプル（くぼみ）があるタイプの鍵です。
家族を守りたい
ディンプルがあることで何が違うんですか？
防災防犯専門家
ディンプルとシリンダー内のピンが噛み合うことで、ピッキングに強い防犯性の高い鍵となっています。
ディンプルシリンダー錠とは。
防災・防犯用語の「ディンプルシリンダー錠」について説明します。
ディンプルシリンダー錠はピンシリンダー錠の一種で、鍵の表面に複雑な凹みが無数に施されています。この凹みと錠前の内部にあるピンが噛み合って解錠されます。凹みの複雑さにより防犯性が高く、ピッキングによる解錠を防ぐ性能に優れています。
ピッキングに強い鍵として、マグネットシリンダー錠も挙げられます。
ディンプルシリンダー錠とは？
ディンプルシリンダー錠とは、円筒形の鍵穴にディンプルと呼ばれるくぼみが多数配置された鍵の仕組みです。このくぼみの形状や位置は鍵ごとに異なり、これらに正確に合うキーピンが鍵穴内部に配置されています。鍵を差し込むと、キーピンがディンプルと噛み合い、シリンダーが回転して錠が開きます。この仕組みによって、鍵の複製やピッキングによる不正開錠が非常に困難になっています。
ディンプルシリンダー錠の特徴
ディンプルシリンダー錠の特徴として、まず挙げられるのがキーに刻まれたディンプルと呼ばれる凹みです。このディンプルがピンの形状と一致しないと鍵は回らず、不正な鍵によるピッキング攻撃を困難にします。また、ピンの数が多いほど組み合わせの数が多くなり、さらに高い防犯性を実現しています。さらに、ディンプルシリンダー錠は破壊に強い構造となっており、ハンマーなどで破壊しようとしても容易に開錠できません。こうした特徴から、ディンプルシリンダー錠は住宅や店舗などの重要な出入り口に適した高い防犯性を誇る鍵となっています。
ディンプルシリンダー錠の防犯性
ディンプルシリンダー錠の防犯性はその複雑な構造に由来しています。ディンプルキーには複数の出っ張りがあり、内部のシリンダーに配置された対応する凹みに差し込む必要があります。この凹凸の組み合わせは数多くあり、ピッキング犯が試行錯誤で鍵穴を開けることを極めて困難にします。さらに、ディンプルキーはキーウェイといわれる鍵穴の部分が狭いので、特殊な工具で開錠するのも難しいのです。
ピッキング耐性のある他の鍵：マグネットシリンダー錠
ピッキング耐性のある他の鍵マグネットシリンダー錠
ディンプルシリンダー錠と同じくピッキング耐性に優れた鍵として、マグネットシリンダー錠があります。この鍵は、シリンダー内に磁石が組み込まれており、不正な鍵では磁石の反発力によって誤作動を引き起こします。そのため、ピッキングツールで鍵穴を操作しても、鍵が開くことはありません。また、マグネットシリンダー錠はディンプルシリンダー錠と同様に、防犯性能をさらに高めるためにさまざまな特殊機能を搭載することが可能です。
ご自宅の防犯対策に役立てよう
「ディンプルシリンダー錠とは？防犯性の高い鍵の仕組みを解説」というで紹介したディンプルシリンダー錠の仕組みを、ご自宅の防犯対策に役立てる方法について、以下で詳しく説明いたします。
ディンプルシリンダー錠は、ピッキングや複製に強いことが特徴の鍵です。この防犯性を活かして、ご自宅の玄関や窓などの出入り口に取り付けることで、不法侵入を防ぐことができます。また、窓やベランダなど、手が入りやすい場所にもディンプルシリンダー錠を取り付けることで、空き巣などの侵入をより困難にします。ご自宅の防犯対策を強化するためには、ディンプルシリンダー錠を積極的に取り入れることを検討してみてはいかがでしょうか。