竜巻注意情報とは？その内容と雷注意情報との違い
家族を守りたい
「竜巻注意情報」って何ですか？
防災防犯専門家
積乱雲の下で発生する竜巻や激しい突風に注意を呼びかける情報のことだよ。
家族を守りたい
雷注意情報を補足する情報なんですか？
防災防犯専門家
そう。雷注意情報だけでは不十分な場合に、竜巻や突風に特化した注意情報を出すんだ。
竜巻注意情報とは。
竜巻などの突風が発生する恐れがある際に気象庁が出す注意報が「竜巻注意情報」です。積乱雲が発達している地域で、竜巻やダウンバーストなどの強い風が予想される場合に発表されます。雷注意報を補完する情報として、人々に警戒を促す役割があります。
竜巻注意情報とは？
竜巻注意情報とは、竜巻が発生する恐れが非常に高いときに気象庁が発表する情報を指します。竜巻は、急速に回転する上昇気流が地面にまで到達した際に発生する現象です。竜巻は破壊力が高く、建物や構造物を破壊したり、人々にけがを負わせたりする可能性があります。竜巻注意情報が発表された場合は、すぐに安全な場所に避難することが重要です。
竜巻注意情報の対象となる気象現象
竜巻注意情報の対象となる気象現象は、主に以下のとおりです。
* 竜巻 積乱雲から発生する渦巻き状の強風。時速200kmを超える風速を持ち、甚大な被害をもたらします。
* 漏斗雲 竜巻が発生する前に現れる、地上に向かって伸びる漏斗状の雲。必ずしも竜巻に発展するわけではありませんが、竜巻注意情報の対象となります。
* 壁雲 積乱雲の下部に現れる、厚く低い雲。竜巻が発生しやすい条件下で形成されます。
* ダウンバースト 積乱雲から急激に下降する冷気。非常に強い風を引き起こし、周囲に被害をもたらします。
竜巻注意情報の発令基準
竜巻注意情報の発令基準は、気象庁が竜巻などの激しい突風が発生するおそれがあると判断したときに発表されます。この基準は、以下の要因が総合的に考慮されています。
* レーダー観測による降水雲の形状や動き
* 地上気象観測所における風向・風速の変化
* 衛星画像による積乱雲の成長
* 上空の風速や風向を測る風船観測によるデータ
竜巻注意情報が発表された時の対応
-竜巻注意情報が発表された時の対応-
竜巻注意報が発表されたときは、命を守るために適切な行動をとることが不可欠です。以下の手順に従ってください。
1. -安全な場所を探す- できれば頑丈な建物の中、地下室、または地下駐車場の最低層に移動します。建物がなければ、低く平らな場所に身をよせ、両手で頭を保護します。
2. -窓から離れる- 竜巻は窓を簡単に割ることがあるので、窓から離れてください。
3. -車から降りる- 車で外にいる場合は、車を安全な場所に駐車し、すぐに降りて安全な場所を探してください。
4. -外にいる場合は伏せる- 建物や地下室が見つからない場合は、できるだけ低い場所に伏せ、両手で頭を保護します。
5. -情報を収集する- テレビ、ラジオ、またはソーシャルメディアで最新の情報を収集し、状況を把握します。
竜巻注意情報と雷注意情報の相違点
-竜巻注意情報と雷注意情報の相違点-
竜巻注意情報は竜巻発生の危険性が高い状況が発令されるのに対し、雷注意情報は雷が発生している、または発生する可能性が高い状況で発令されます。竜巻注意情報の有効時間は通常30～60分程度で、雷注意情報は60～90分程度です。
竜巻注意情報は竜巻が発生する可能性が高い特定の場所を指定していますが、雷注意情報はより広い範囲を対象としています。竜巻発生時はすぐに安全な場所へ避難する必要がありますが、雷の場合は激しい雨や落雷の恐れがあるため、屋内や車内に避難することが求められます。