外部被ばくとは?「体外被ばく」との違いも解説

外部被ばくとは?「体外被ばく」との違いも解説

家族を守りたい

先生、『外部被ばく』ってどういう意味ですか?

防災防犯専門家

『外部被ばく』というのは、体の外から放射線を浴びることを指す言葉だよ。

家族を守りたい

なるほど、じゃあ『内部被ばく』とはどういう意味ですか?

防災防犯専門家

『内部被ばく』は、放射性物質が体の中に取り込まれて、そこから被ばくすることを言うよ。

外部被ばくとは。

防災・防犯に関する用語「外部被ばく」について説明します。

外部被ばくとは、放射線を体の外側から受けることを指します。この対義語として、放射性物質が体内に取り込まれて被ばくする現象を「内部被ばく」と呼びます。

外部被ばくとは?

外部被ばくとは?

-外部被ばくとは?-

外部被ばくとは、放射性物質が体外から放出する放射線にさらされることで被る被ばくのことです。放射性物質は空気中、水、土壌、物などに存在します。外部被ばくでは、放射線が体内の臓器や組織に直接影響を与えます。この場合、放射性物質は体内に取り込まれません。

体外被ばくとの違い

体外被ばくとの違い

外部被ばく体外被ばくは、放射線被ばくの2つの種類です。外部被ばくは、放射性物質が体外から体内に侵入することなく、放射線を照射することで発生します。一方、体外被ばくは、放射性物質が体内に取り込まれたときに発生します。

たとえば、外部被ばくは、レントゲン撮影やCTスキャンによって発生する場合があります。放射線の源は体の外側にあり、皮膚や臓器に放射線を照射します。一方、体外被ばくは、放射性ヨウ素を吸入したり、放射性セシウムを含む食品を食べたりすることで発生します。放射性物質は体内に取り込まれ、内部から放射線を照射します。

外部被ばくの主な原因

外部被ばくの主な原因

-外部被ばくの主な原因-

外部被ばくとは、体の外から放射線を浴びることを指します。主な原因を以下に示します。

* -自然放射線-地球や宇宙から放出される自然放射線は、外部被ばくの主な原因の1つです。この放射線は、ラドンガスや宇宙線など、さまざまな源から発生します。
* -医療診断・治療-X線やCTスキャンなどの医療画像診断や放射線治療は、外部被ばくにつながる可能性があります。ただし、医療で使用する放射線の量は通常、安全基準内に抑えられています。
* -核施設-原子力発電所や核医学施設などの核施設周辺では、放射性物質が放出される可能性があります。これにより、周辺住民が外部被ばくを受ける可能性があります。
* -産業用放射線-工業用X線検査や放射線滅菌などの産業活動でも、外部被ばくが発生する場合があります。

外部被ばくの影響

外部被ばくの影響

-外部被ばくの影響-

外部被ばくとは、外部の放射線源から放射線が体外を通り抜けて人体に影響を与えることを指します。外部被ばくの影響は、放射線量、被ばく時間、被ばく部位によって異なります。

一般的に、外部被ばくは皮膚や表面組織に影響を与えます。低線量の外部被ばくは、通常、目に見える症状はありません。しかし、高線量の外部被ばくは、火傷、皮膚の赤み、かゆみなどの症状を引き起こす可能性があります。また、外部被ばくは、白内障、がん、遺伝的障害などの長期的な健康被害を引き起こすこともあります。

外部被ばくを防ぐ方法

外部被ばくを防ぐ方法

-外部被ばくを防ぐ方法-

外部被ばくから身を守るためには、被ばく源との距離を保ち、適切な遮蔽物を用いることが重要です。距離を保つことで、放射線量は距離の2乗に反比例して低下します。例えば、放射線源から1メートル離れることで、受ける線量は4分の1に減ります。また、遮蔽物として鉛やコンクリートを使用することで、放射線を遮断することができます。放射線源を鉛やコンクリートに囲うか、その背後に避難することで、被ばく量を大幅に低減することができます。さらに、時間が経過するにつれて放射線量は減衰するため、放射線源からできるだけ早く離れ、長時間の滞在を避けることも重要です。

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