断層帯の基礎知識

断層帯の基礎知識

家族を守りたい

防災・防犯用語の『断層帯』について教えてください。

防災防犯専門家

断層帯とは、多数の断層が集まった帯状の地域のことです。断層とは、地層や岩石が割れて両側がずれた状態のことです。

家族を守りたい

断層帯は日本にたくさんあるんですね。具体的な名前をいくつか教えてください。

防災防犯専門家

日本では、十勝平野断層帯や長岡平野西縁断層帯、立川断層帯、糸魚川-静岡構造線断層帯、六甲・淡路島断層帯、中央構造線断層帯、西山断層帯などがあります。

断層帯とは。

防災用語の「断層帯」についてご説明します。

断層帯とは、大小の断層が密集して帯状に連なる地域のことです。断層とは、地層や岩石に力が加わり、割れ目や食い違いが生じた状態、あるいはその割れ目そのものを指します。

現在、日本では以下のような主要な断層帯があります。

* 十勝平野断層帯
* 長岡平野西縁断層帯
* 立川断層帯
* 糸魚川-静岡構造線断層帯
* 六甲・淡路島断層帯
* 中央構造線断層帯
* 西山断層帯

断層とは何か

断層とは何か

-断層とは何か-

断層とは、地殻内の岩石が破砕・変形し、ずれが生じた面のことです。地殻内では、多くの場合、岩石に強い力が加わると、あるポイントを超えると破断・変形が起こり、ずれが生じます。このずれが断層です。

断層は、プレートテクトニクスによって生じるものや、地震によって発生するものなど、さまざまな原因で形成されます。断層の規模は、数ミリメートルから数百キロメートルまでとさまざまで、活動度も異なります。活断層では、時間の経過とともにずれの蓄積が続き、やがて地震が発生します。

断層帯とは何か

断層帯とは何か

断層帯とは何か

断層帯とは、地殻内の岩盤が割れて互いにずれたり、ずれていない場合もある地質学的な構造です。これらの断層は、地殻変動などによって生じ、様々な規模で地球上に分布しています。大規模な断層帯は、何百キロメートルにも及ぶ長さに達することがあります。断層帯は地震活動の発生に関連しており、震源の地として理解されています。また、地下水や鉱物の分布にも影響を与えることがあります。

日本の主要な断層帯

日本の主要な断層帯

-日本の主要な断層帯-

日本は多くの断層帯が交わる地震多発国です。中でも最も重要な断層帯を以下に紹介します。

* -中央構造線断層帯- 中部地方を貫く大規模な断層帯で、日本列島を形成する際に生じたと考えられています。
* -糸魚川静岡構造線断層帯- 太平洋プレート北米プレートの境界に位置し、大規模地震を引き起こす可能性があります。
* -南海トラフ- フィリピン海プレートユーラシアプレートの境界にあり、過去に大規模な地震と津波を引き起こしています。
* -玄武岩線断層帯- 九州を貫く大断層で、活発に活動しています。
* -但馬構造線断層帯- 兵庫県から京都府にかけて延びる断層帯で、地震活動が活発です。

断層活動のメカニズム

断層活動のメカニズム

-断層活動のメカニズム-

地球の地殻はプレートと呼ばれる巨大な岩盤の集合体で構成されています。これらのプレートは絶えず動いており、お互いに衝突したり、離れたりしています。衝突したときに、プレートの境界に沿って断層と呼ばれるひび割れが生じます。

断層が発生するのは、プレートに力が加わったときです。力がプレートに対して直角に加わると、正断層が発生します。この場合、上のプレートは下のプレートに対して上昇します。また、力がプレートに対して平行に加わると、逆断層が発生します。この場合、上のプレートが下のプレートに対して沈み込みます。

正断層と逆断層の他に、横ずれ断層と呼ばれる断層もあります。横ずれ断層では、プレートが左右に移動し、断層に沿ったずれが発生します。

断層帯が引き起こす災害

断層帯が引き起こす災害

-断層帯が引き起こす災害-

断層帯は、深刻な地震や津波などの災害を引き起こす可能性があります。地震は、断層帯に沿って地殻がずれることで発生し、激しい揺れや建造物の倒壊、人員の負傷や死亡につながります。大規模な地震は、地盤の液状化や津波も引き起こす可能性があります。津波は地震によって発生した海底地滑りで発生し、沿岸部を襲い甚大な被害をもたらします。

さらに、断層帯は地表の変形や地滑りなどの二次的な災害も引き起こす可能性があります。地表の変形は、断層に沿った亀裂や地盤沈下などの地形の変化を引き起こします。地滑りは、断層の動きによって斜面が不安定化することで発生し、住宅やインフラを破壊する可能性があります。

SNSでもご購読できます。