防犯性能とは？防災・防犯の基礎知識
家族を守りたい
「防犯性能」ってどういう意味ですか?
防災防犯専門家
建物部品が侵入行為にどれくらい抵抗できるかを示す指標のことだよ
家族を守りたい
へぇ、防犯問題が深刻になってできた会議があるんですね
防災防犯専門家
その会議で、「防犯性能の高い建物部品目録」が公開されてるんだ
防犯性能とは。
「防犯性能」とは、建物の一部が侵入者が工具などを使用して侵入しようとしたときに抵抗する力を指します。日本で防犯上の問題が深刻になってきたことを受け、2002年に警察庁は国土交通省や経済産業省、民間団体とともに「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」を設立しました。現在は、その活動の一環として「防犯性能の高い建物部品目録」がウェブサイトなどで公開されています（運営は全国防犯協会連合会）。
防犯性能の定義
防犯性能とは、犯罪被害を防いだり、被害を最小限に抑えるために建築物に備わっている機能のことです。防犯性能は、建物やその設備が犯罪行為を受けにくい設計や構造になっているかどうか、また、犯罪行為が発生した場合に被害を拡大させないような対策が施されているかどうかによって決まります。
防犯性能の重視
近年、防犯性能を重視する人が増えています。防犯性能とは、犯罪を未然に防ぐために住宅や建物に備わる仕組みのことです。昔は、鍵や窓などの物理的な防犯対策が中心でしたが、近年では、カメラやセンサーなどの最新のテクノロジーを活用した防犯システムが普及しています。防犯性能を高めることで、空き巣や強盗などの犯罪から住まいと家族を守ることができます。
官民合同会議の設立
官民合同会議の設立
防犯の強化を図るため、政府は2001年に官民連携の「防犯対策推進会」を設立しました。この会には、警察庁、消防庁、建設省（当時）、法務省、経済産業省など、関係省庁のほか、民間団体や有識者も参加しています。会議では、官民が一体となって防犯政策の企画・立案を行い、地域における防犯対策の充実や治安の向上に取り組んでいます。
防犯性能の高い建物部品目録
防犯性能の高い建物部品目録は、建物の防犯対策を強化するための、推奨される部品や材料のリストです。この目録には、防犯ガラス、強化ドア、耐ピッキング錠、防犯センサー、監視カメラなどの重要な防犯部品が含まれています。これらの部品を取り入れることで、建物に侵入する際の犯罪者の侵入を困難にすることができ、犯罪の抑止力を高めることができます。
防犯性能の向上
防犯性能の向上は、犯罪を未然に防ぎ、安全な暮らしを守るために重要なことです。住宅の防犯性能を高めるためには、鍵の交換や防犯ガラスの設置、センサーライトや防犯カメラの設置などが有効です。また、窓やドアなどの開口部を補強したり、外部からの侵入を困難にする塀やフェンスを設置したりすることで、より高い防犯性能を実現できます。さらに、地域コミュニティとの連携や、防犯意識の向上を図ることも、防犯対策としては効果的です。