内陸型地震とは?特徴と2つのタイプを解説

内陸型地震とは?特徴と2つのタイプを解説

家族を守りたい

先生が教えてくださった『内陸型地震』について、もう少し理解を深めたいです。

防災防犯専門家

内陸型地震は、『直下型地震』とも呼ばれています。内陸部にある活断層や岩盤で発生し、震源が比較的に浅いです。

家族を守りたい

内陸型地震には、2つのタイプがあるとのことでしたが、教えていただけますか?

防災防犯専門家

はい。1つ目は、地表面近くの岩盤が破壊されるタイプで、活断層による地震です。2つ目は、陸と海のプレートの境界付近で岩盤が破壊されるタイプです。

内陸型地震とは。

「内陸型地震」とは、内陸部で発生する比較的浅い震源の地震です。別名「直下型地震」とも呼ばれています。2つのタイプがあり、1つは地表近くに活断層と呼ばれる断層があり、その破壊によって発生する地震です。もう1つは、陸と海のプレートがせめぎあう境界付近で岩盤が破壊されて発生する地震です。

内陸型地震の定義

内陸型地震の定義

内陸型地震は、プレート境界から離れた内陸部で発生する地震です。海洋プレートと大陸プレートの境界であるプレート境界沿いではなく、海洋プレートと大陸プレートがぶつかり合う場所から何百キロも離れた場所を震源とします。大規模な内陸型地震は、人口密集地域に大きな被害をもたらす可能性があります。

内陸型地震の2つのタイプ

内陸型地震の2つのタイプ

内陸型地震の2つのタイプ

内陸型地震には、大きく分けて2つのタイプがあります。1つ目は、「逆断層型地震」です。これは、地殻の境界面である断層が逆向きに動くことで発生し、地表面が隆起する特徴があります。2つ目は、「正断層型地震」です。こちらは逆断層型とは逆に、断層が正向きに動いて地表面が沈降します。どちらのタイプも、震源が地表に近いので、大きな揺れを引き起こす可能性があります。

地表に破壊面が現れる活断層による地震

地表に破壊面が現れる活断層による地震

内陸型地震のもう一つのタイプは、地表に破壊面が現れる活断層による地震です。ここでは、活断層が地中でずれ、地表に破壊面が現れます。このタイプは、マグニチュードが大きく、広範囲で強い揺れを引き起こします。また、地表に断層崖などの顕著な地表変動が発生することも特徴です。代表的な例として、1995年に発生した阪神・淡路大震災はこのタイプの内陸型地震でした。

陸と海のプレート境界付近で発生する地震

陸と海のプレート境界付近で発生する地震

陸と海のプレート境界付近で発生する地震は、内陸型地震とは異なるもう1つのタイプの地震です。これらの地震は、プレートが互いに衝突したり沈み込んだりしている境界付近で発生します。陸上のプレートが海洋プレートを沈み込ませる境界では、沈み込んだプレートが溶けてマグマを生成し、それが火山活動につながります。一方、2つの大陸プレートが衝突すると、どちらも沈み込むことができず、その代わりに隆起して山脈を形成します。これらのタイプの境界では、地震はプレートの境界だけでなく、山脈の内部でも発生する可能性があります。

内陸型地震の特徴

内陸型地震の特徴

内陸型地震の特徴は、沿岸地域から遠く離れた内陸部で発生することです。海洋プレートと大陸プレートの境界ではなく、大陸プレート内部で断層がずれることで発生します。マグニチュードは中規模から大規模であることが多く、広範囲にわたる揺れを引き起こします。また、余震が長期間続き、その影響が長期化する傾向があります。さらに、内陸型地震は震央が浅い場合が多く、地表に大きな被害をもたらす可能性があります。

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